分子が見えるというのはウソです!(^^) 正確には、分子レベルでどうなっているか想像出来るということ・・・(X線解析から!) 例えば、水! 温度が下がって固まると氷、雪・・・逆に温度が上がると水蒸気になります。 昔、理科で習ったように、くノ字型の分子は、お互いファンデルワールス力と水素結合で 引き合ってるんだけど、水は特別その力が強い! 確か、隣り合った4分子と手をつないだような構造をとってるのかな? 氷→水→水蒸気の順に運動性が上がっていくのは、誰でも知ってること! 水蒸気は、冷えると水に戻るし(露?)、直接氷になることもあります(霜、雲) 水が氷になったり、水蒸気が霜や雲、雪になるところが結構面白いんですよね・・・ 融液(水)や溶液・気体(水蒸気)から結晶化が起こる場合、まずは結晶核というものが出来ます! 固まろうか?どうしようか?!と散々悩んだ挙句出来るのが結晶核! これが出来てしまえば、あとは成長あるのみ!どんどん氷が出来ていきます! 冬場、車のフロントガラスに付いた霜を、お湯で溶かしても、また凍り始めるのを 見たことないですか?あれが結晶成長というものですね? 冷凍室に水を入れて、十分冷えていても氷が出来ないのは結晶核が出来ていないから・・・ この状態を過冷却といって、本当は0℃以下に温度が下がると氷は出来るはずなんだけど、 マイナス○○℃の水というのが実際存在します。 マイナス1℃くらいの過冷却温度が小さい時でも、そのままにしておくと、ゆっくり時間を かけて氷になっていくはず・・・1つの結晶核から成長した透明でキレイな氷が出来るかも? 気体から水の結晶(雲、霜)なんかが出来る過程も同様です! 上空の温度と蒸気圧の加減で、色んな形の雪が出来るんですけど、結晶の成長方向が違うのかな? その辺の話しは、中谷宇吉郎という人の偉大な研究で明らかにされていて、HPにも紹介して います。(雪の結晶写真館参照!) 結晶核が発生するということは、発熱してエントロピー(秩序の度合い?)を下げるという 大変な反応になるわけだけど、 地球(星・惑星)も同じような感じで出来たのかなー?