集団の中に居ても孤独を感じることはないでしょうか? 逆に、1人で居ても、親しい人と心が繋がっていることで孤独を感じないとか・・・ ボク自身、成長の過程で自分探しの旅をつづけてきましたが、最近になってかの有名な 福岡伸一さんの「動的平衡ダイアローグ」という対談集の中で、平野啓一郎さんの「分人」 という考え方に出会いました。 個人のことを英語ではindividual(これ以上に分割出来ない)と表現します。 これに対して、平野さんは、多様な相手によって言動や、心情が無意識に変わり、どれも 本当の自分であるという結論に至り、dividual(分割出来るという新しい個人の概念・・・ 分人)という新しい理論で表していることにとても共感しました。 元々、人は多重人格を備えていて、気持ちの浮き沈みや、好き嫌い、自分の置かれている 立場、価値観の違いなどによって別人と思えるような態度をとることがあります。でも、 それは全てその人の性格であって、状況によって自然と振る舞いが変わるのは珍しいこと ではありません。 基本的な人格が確立されてくると、周囲に影響されることなく、自分が思い描く言動を 自然に出すことが出来るようになるでしょう。 若い時は出会う人が限られているし、家族や自分の生まれた地域の考え方、動向が基準 になっているので、違う世界に足を踏み入れると、カルチャーショックを受けることがあります。 でも、育ってきた環境の違いを超えたところでも、同じような価値観を持った人と必ず巡り 合えると思います。 ボクの場合、ゴンちゃんや堀くん、阪口さん、田中くん、吉田くんがそういう人に該当するかな? 分人同士はお互いの存在や考え方に共鳴します。みんなに共通するのは、第一印象が あまり良くなくても、一緒に過ごす時間が長くなるごとに、認め合えるようになったような 気がします。 自分や相手の言動が、多少の影響を与え合って、本当に気が合う人とは心が通じると いうか、勝手に自分がそう思っているだけかもしれないけど(笑)、信頼関係が出来上がって ゆくのでしょう。 身近に1人居るだけでとても安心して毎日を過ごすことが出来るようになるよ! こういう風になりたい!というイメージを持って、似ている人を探しているうちに、いつか 無二の親友や人生のパートナーに巡り合えると思います。 そのためには、仲間選びも重要で、孤独に陥っても突っ張ってでも、気の合う仲間が見つかる まで意地を貫き通すことも必要かな?