水にも色々あって、ただの水?!の他に結合水(組織水?)という特殊な水があります!

普通、冷凍庫くらいの温度(−20℃)になると自由水というものは凍ってしまいます。

でも、結合水は凍らない・・・

細胞膜のリン脂質とか、糖質の官能基(OH)の近くに居る水分子は、水素結合で官能基と
結合していて、運動性が低下してるためだと言われてます!?

面白いですよね〜(面白くないか?)

どれくらいの割合で結合水があるかは、熱分析で調べられるんですけどね!

ジャム、シロップ類はほとんどが結合水でしょう?

自由水が少ないと、カビが生えたり腐ったりせずに長持ちします。

昔の人は経験的にそういうことを利用してるんでしょう?(感心!!)

魚とか肉、野菜を冷凍すると、美味しくなくなったり、ボソボソするのは自由水の結晶が
成長して組織を壊してしまうからです!

マグロとか牛肉みたいな大きなものは、どうしても冷却スピードが遅くなるもんね・・・

自由水は、一度結晶化しても、温度のゆらぎなんかで成長するみたいです。

最近は、冷凍技術も進歩して、そういうことは少なくなってるみたいだけど・・・

誘電CASフリーザーというものがすでに市販されてるみたいです。

通常は表面から凍結してしまうものを、マイクロ波で、自由水の運動性を上げるようにして、
過冷却を高めて、−20℃で一気に全体を結晶化させるというもの!

世の中には、頭のいい人がいるもんです!