ヤマメ・アマゴ 【タックルと仕掛け】 タックルは、5.1〜6.3m位の渓流竿に0.6〜0.8号の道糸、0.2〜0.6号のハリス、4 〜7号のヤマメ針を使用します。 ガンダマ(錘)は、流れの速さに応じて4B〜Bサイズのものでいいでしょう。 ここで、気をつけないといけないのが、針・錘・サルカンの色です。 天然のヤマメ・アマゴは特に注意することはないのですが、最近増えている成魚放流ものは、学習能力 があることと、天然もの以上に目が良く警戒心も強いらしいです(経験ないですか?)。 針の金色銀色は避けて、青とか黒を使うことをお薦めします。 錘・サルカンなども、光沢のあるものを使わずにツヤ消し黒色を選びましょう。 【餌あれこれ】 ヤマメ・アマゴの餌は基本的にイクラとミミズがあれば十分です。 水温が上がって、川虫が活動を始めるようになると、キンパク(アミメカワゲラ)、ヒラタ(エルモン ヒラタカゲロウ)、クロカワ(ニッポンヒゲナガカワトビケラ)、オニチョロ(ジョウクリモンカワゲ ラ)などなど、川虫を餌にするのもいいでしょう。 キンパク オニチョロ 川虫を使うメリットは、釣れなかった魚が釣れるようになる、天然魚に有効、餌代がかからないなど、 たくさんあります。 ボクの場合、イワナ釣りを除いて、4〜5月以降はほとんど川虫を使うようにしています。 【ポイントへのアプローチ】 渓流魚の中でヤマメ・アマゴは特に警戒心が強く、人影、水音に敏感です。 そのために、川に近づくときは、足音を立てず姿勢を低くして、魚に気付かれないようにすることが大 事です。 基本的に、魚は上流に頭を向けて餌が流れてくるのを待っているので、立ち位置より上流側に餌を振り 込むようにします。 流れの落ち込み、瀬尻、瀬脇、沈み石の周辺など流れに変化があるところを2〜3回くらい流してみる と、グッっと手元に伝わるアタリが出ます。 目印が止まるなどのようなアタリもありますが、天然ものはほとんどがガツンとアタックしてきます。 間髪を入れずにアワセをして、慎重にとりこみましょう。 【季節ごとの釣り方】 <3月〜4月> 解禁当初のヤマメ・アマゴは、まだまだ水温が低いため、水深のある流れの緩やかなところで餌を食べ ているようです。 食活性も、それ程高くない場合が多いので、丹念にポイントを探るなど、工夫が必要です。 魚の数は間違いなく一番多い時期なので、ポイントさえおさえれば数釣りが出来るチャンスです。 <4月〜9月> 水温が上がって活動が活発になってくると、魚も徐々に活動範囲を広げて、浅瀬や急流など至るところ で餌を探すようになります。 水棲昆虫が羽化する時期には、あちらこちらでライズ(水面を流れる虫を食べる時に波紋が広がる様子) と呼ばれるシーンを見かけます。 こういうときは、フライで狙うのも楽しみの一つなので、是非チャレンジして下さい。 【釣れる時間帯】 イワナ・ヤマメ・アマゴのような渓流魚は、夜明け(朝まずめ)と日没(夕まずめ)に集中して餌を 食べる習性があります。 具体的には、夜明けから2〜3時間と日没前後の1時間くらいが狙い時となります。 焦らずに、ゆったりとした気持ちで楽しく釣りをするためには早起きと最初の1匹が肝心ですね?